帝王切開Q&A
帝王切開に関する質問で多いものにお答えいたします。
その他
一度帝王切開すると、経腟分娩はできなくなるの?
1人目が帝王切開だった場合、2人目が必ずしも帝王切開になるわけではありませんが、
最近は2回目も帝王切開で出産するケースが増えています。(VBACは安全ですか?参照)。
ただし、お母さんの状態や病院の方針により異なるため、担当医師に相談してください。
高齢出産=帝王切開になりますか?
高齢出産が必ず帝王切開になるわけではありません。
傾向として、高齢出産は帝王切開になる割合が高くなりますが、基本的には、お母さんが経腟分娩に耐えられない場合や、
帝王切開の方が赤ちゃんの安全が確保できる場合に行われます。
年齢が上がると、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などの合併症の頻度が高くなりますので、
そのために帝王切開が必要となる人もいます。
帝王切開は何回までできますか?
帝王切開が可能な回数に明確な制限はありません。
ただし、3回、4回と回数が増えれば、子宮破裂などのリスクは高くなります。
次回の妊娠・出産については、担当医と相談してください。
帝王切開後の生理痛は軽くなりますか?
帝王切開に限らず「産後は生理が軽くなる」と言われています。 しかし、その度合いには個人差があり、反対にひどくなってしまうお母さんもいます。
胎盤について教えてください。
胎盤はお母さんから赤ちゃんに酸素や栄養を運び、赤ちゃんの老廃物を受け取るという重要な役目をしている臓器です。
また、胎盤は有害なものが赤ちゃんに移らないようにするフィルターとしての役割もあります。
胎盤は受精卵からでき、妊娠16週頃に完成します。
子宮の内側にくっついてお母さんとつながり、反対側には臍帯がついていて赤ちゃんとつながっています。